クラリネット修理、トーンホールの話

こんにちは、はらです。
これから少しずつですがリペアについて書いていこうと思います。

今回はトーンホールの修正について。

クラリネットは状態が悪くても自分で気づけない楽器なので、特に注意が必要です。

トーンホールについて

トーンホールとは管体に空いている穴のことです。クラリネットの管体はグラナディラという木でできています。木なので木目があります。

荒い木目がトーンホールにかかっていると、そこから息漏れします。

ですので塞ぐ必要があります。

トーンホール修理その1

トーンホールの木目は、残念ながら分解しないと正確には確認できません。

大体の場合は一か所だけということはほぼなく、複数あります。

タンポが新しくても何となく詰まった感じがする時は、もしかしたらここが原因かもしれません。

トーンホール修正その2

画像にも文章を載せているので、そちらを読んでいただければわかりますが、見た目はきれいなトーンホールですよね。でもこれ実はトーンホールが平らじゃないんです。

製造段階でトーンホールが平らじゃないことがあります。でもこれって自分では気づかないんですよね。リペアに出しても気づかない場合もあります。

修理の前後で何が変わったか、画像では伝わりにくいかと思います。ですが管体を繕う系の修理はどこを直したか(割れ、欠け、傷などを含めて管体に手を加える修理)できるだけわからないように直すのでわからなくていいんです。

特にトーンホールは分解しないと見ることも難しいのですが、音色ははっきりと変わるんです。タンポがピッタリぴったり合わせられるようになるからです。

おわりに

息漏れの原因はいろいろありますが、その中のひとつトーンホールにかかった木目は大抵の場合新品の時から塞がれることなく演奏されてきているので(※)、ここを直して吹いていただいた時のリアクションは本当にうれしくなります😊

※新品の時はタンポも固くなくバネもへたっていないので気付かれにくいのだと思います。

 

クラリネットは息漏れしていると抵抗感が強くなります。息が入りにくい感覚。クラリネットに慣れている方ほど、そのことに気付きにくいので厄介なんです。

最近なんか調子良くないなぁ…ということがあれば楽器の調子が良くない可能性も考えてあげてくださいねー。

トーンホールの面が出ていない楽器は一度もちゃんとタンポが合った状態になったことがないので、ここを直すと演奏される方の反応が違います☺️

クラリネットに限ればちゃんと平らになっている楽器の方が多いですが、最近のクランポンは面出しすることが増えました。

一見しただけではわかりませんが、いきなり削って確認とかはしないのでご心配なくです!
削らず確認する方法があるので😉

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